ホーム洗剤基礎知識 >洗濯関連の用語を知ろう−「酵素」とは?

「酵素」とは?

酵素とはたんぱく質の一種で、特定の有機物のみ(たんぱく質、油脂、でんぷん)を分解する働きがあります。たんぱく質分解酵素はたんぱくのみを、でんぷん分解酵素はでんぷんのみを分解します。 酵素は人体の中でも重要な役割を果たしています。例えば、だ液に含まれるアミラーゼはでんぷんを分解する酵素で食べ物の消化に大きく関与しています。

洗剤では衣類についた汚れを落しやすくするために配合されています。衣料用洗剤に配合されている酵素は、微生物の発酵によって作られています。酵素は弱アルカリ性で効果が出るものを使用しています。また排水後、酵素は吸着や分解によって速やかに効力を失うので、環境に対しての影響はありません。

「酵素」の効果

酵素は皮脂や食べこぼしなど、たんぱく汚れやでんぷん汚れを分解して落しやすくする効果があります。水環境に少なからず影響を与える界面活性剤を減らすために、少量の酵素が大きな働きをしています。

過去に、低温や短時間の洗濯ではあまり効果がないといわれていた話がそのまま信じられている面があるようです。通常洗濯でも酵素の効力は発揮されますが、効果をより発揮させるためには、30〜40℃のぬるま湯に1〜2時間漬け置きしてから洗います。液体の場合は汚れの箇所に直接塗布すると効果的です。

コープの洗剤に使われている酵素の種類とはたらき

タンパク質分解酵素(プロテアーゼ)、脂質分解酵素(リパーゼ)、デンプン分解酵素(アミラーゼ)です。油汚れは、主にグリセリンと脂肪酸が結合している状態にありますが、この結合を弱める働きをするのが、脂質分解酵素です。同様に、蛋白質汚れは、アミノ酸が鎖状につながっている状態にありますが、その鎖を切断する効果を発揮するのが、タンパク分解酵素、ブドウ糖がつながっている状態にあるデンプン汚れの分子同士の結合状態を弱くするのがデンプン分解酵素です。

酵素とは「分子同士の結合をハサミで切るような働きを持つ」というイメージでとらえるとわかりやすいでしょう。