界面活性剤のことを知ろう

界面活性剤って何?

界面とは何か 一般に、性質の異なる2つの物質の間を「界面」と言います。気体と液体、気体と固体、液体と液体、液体と固体、固体と固体の間に「界面」が存在します。

界面活性剤とは、ふたつの異なる物質の(液体・気体)境界面(界面)に作用し、混ざりやすくする物質のことを指します。例えば、水と油は混ざりませんが、界面活性剤の力を利用すれば、混ぜ合わせることができます。なぜかというと、界面活性剤は、「水になじみやすい部分(親水基)」と「油になじみやすい部分(親油基)」の性質を併せ持っています。

界面活性剤の構造

衣料用洗剤の中では、界面活性剤は汚れを落とすために重要な役割を果たします。どの衣料用洗剤にも界面活性剤は配合されていて、その種類と配合率はパッケージに表示されています。また食品や化粧品などでも、様々な種類の界面活性剤が使われています。

主な界面活性剤の種類と洗剤特性

家庭用品品質表示法に基づく分類(洗濯用) 特徴
洗濯用せっけん 界面活性剤として100%せっけん分(脂肪酸ナトリウムまたは、脂肪酸カリウム)を使用しているもの ●冷たい水には溶けにくいため、お風呂の残り湯を使うとよい●十分に溶かしてから使うと、高い洗浄力を発揮する●やわらかな仕上がりになる
洗濯用複合
せっけん
界面活性剤の70%以上が、せっけん分(脂肪酸ナトリウムまたは、脂肪酸カリウム)を使用しているもの ●溶けやすくするためや、機能性を高める為にせっけん以外の界面活性剤を配合●せっけんカスが衣類に付着することを防止するため、せっけんカス分散剤などを配合●せっけんよりも溶け易く、低温でも洗浄力を発揮
洗濯用合成洗剤
高級アルコール系
界面活性剤が、動植物性油脂や石油から精製される高級アルコールからできている ●「高級アルコール」とは、品質が高級ということでなく、炭素の数が12〜18個からなる油のことを指す●水に溶けやすく、皮脂や油汚れに高い洗浄力を発揮
洗濯用合成洗剤
LAS系
界面活性剤は、石油から作られる直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(ナトリウム)(LAS)の洗剤 ●水に溶けやすく、皮脂や油汚れに高い洗浄力を発揮

主な界面活性剤の種類と用途

界面活性剤の種類
用途
脂肪酸系 脂肪酸塩(せっけん) 化粧石けん
洗濯用せっけん
アルファスルホ脂肪酸エステル塩(a-SF) 洗濯用洗剤
高級アルコール系 アルキル硫酸エステル塩(AS) 洗濯用洗剤、歯磨剤
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩(AES) シャンプー、洗濯用洗剤、台所用洗剤
ポリオキシエチレンアルキルエーテル(AE) 洗濯用洗剤、台所用洗剤、住居用洗剤
直鎖アルキルベンゼン系 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS) 洗濯用洗剤

※コープ商品には、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)は、使っていません。