取り組み環境への取り組みーRSPO 
パーム油の購入

環境への取り組み−RSPO認証パーム油の購入

はじめに

(株)コープクリーンは、創業以来環境問題を強く意識し、事業を進めていく中で、様々な取り組みを重ねてきました。その中のひとつに、植物原料であるパーム油を積極的に利用する商品作りがあります。パーム油は、枯渇資源である石油とは違い再生産でき、また植物原料の使用は大気中のCO2の増加を抑制 するからです。しかし、パーム油は近年生産量が急激に拡大し、それに伴いいくつかの深刻な環境問題を引き起こしています。ひとつは貴重な熱帯雨林の破壊です。この問題への対応として(株)コープクリーンは、RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)に2006年に加盟しました。RSPOは2004年に、世界の環境NPOや、パーム油に関わる生産者や使用者などにより設立された組織です。自然環境や生産者の生活を守りながら、将来にわたって持続的にパーム油の生産と利用ができる基準と仕組みづくりに取り組んでいます。RSPOについてはこちら

RSPO認証制度とは

RSPOは、パーム農園から最終製品まで、全工程において持続可能性を維持するために、2005年、持続可能なパームヤシの栽培基準を定め、2007年、その基準が正しく守られているかを監査する認証制度(P&C認証)を制定しました。 また、2009年には、製造・加工・流通過程における認証制度(SCCS認証)を制定し、それにより農園から最終製品までの認証パーム油の追跡が可能となりました。認証パーム油のサプライチェーン上の移動は、RSPOのホームページ上でトレースが可能となります。メーカーや商社等のパーム油使用者は認証パーム油を購入することで、RSPOの基準に則した生産者を支援し、無秩序な開発を防止することができます。

まずはBook&Claim(ブックアンドクレーム)から

現在、認証パーム油を購入するには以下の4つの方法があります。現状、認証パーム油の流通経路が未整備である場合も多いため、認証農園や認証搾油工場が生産したパーム油を原料として使用するほかに、認証農園・認証搾油工場が発行するクレジット(証書)を購入して、認証農園・認証搾油工場を側面支援する方法が用意されています。